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振袖を自分で着たい [こんな時、どう着る?]

久々にブログを書きます(^_^;

2月の下旬に、その相談電話がありました
「初心者でもGWまでに着物がひとりで着られるようになりますか?」と…

仕事でフランスに行かれるTさん
着たい着物は振袖で、ステージで着る衣装としての着用です
Tさんは振袖にする帯はさすがに無理と考えて
呉服屋さんでつけ帯に仕立てて貰っていました

着物を初めて衣装として着るのはTさんだけでないとのこと
一緒にフランスに行くメンバーのうち、何人かいらっしゃるらしく、
皆さんもそれぞれ着物の仕立てなどに工夫をこらしている様子です

私はTさんの個人レッスンをお引き受けすることにしました
レッスンは週1回です

Tさんにとって、本業の歌のレッスンやステージなどもあり、
それ以上の時間を作れないという事情もありました

今、Tさんと私は二人三脚でGWまでの挑戦をしています

3月が終わった時点で、
レッスン回数の半分の4回がすでに終わっています
最初の1回は説明だけで終わってしまいましたが、
Tさんは仕上がりに満足していないものの、
着物から帯まで、何とか形にしています

歌ではプロのTさん、
ステージに立つ以上は見苦しい着姿なんてあってはいけないと、
本当に厳しい目でご自身の着姿をチェックしています

手順までが頭に入った今、
残りの4回のレッスンで綺麗に着上げるコツを飲み込みやすくなっていると思います
あと一息です

今回のレッスンについては
初心者には難しいところをすべて、私のほうでお手伝いすることにしました
普段着なら十分な練習期間ですが、
振袖で、しかもステージで着られるレベルに・・・というご希望なので
すべてを求めるにはハードルが高すぎるからです

現地に手伝える人がいなくても綺麗に着られるようにと思案した結果、
着物を着るまでのところに幾つかの工夫をしました

① Tさんの体に合わせた補正を自分で身につけられるように補正着として作ってしまう
② 長襦袢に衣紋の抜き加減を決めるお助け紐を縫いつける
③ 長襦袢の衿合わせを楽にしてくれる付紐をつける
④ 着物の衿にあらかじめ伊達衿を縫い付け、
衿を左右バランスよく合わせればOKにしてしまう
⑤ 着物にも付紐をつけ、衿合わせを助ける
の5つです

そのたった5つでしたが、
練習後にTさんが着物をたたむ時間内で、和裁の得意ではない私が縫い上げるのは
大忙しで、私にとっても時間ギリギリの大きな挑戦でした(^^;

裾あわせは?と思われる方がいらっしゃるかと思いますが、
そこだけはTさんご自身で頑張っていただく事にしました

ステージ上に立つと、最前列の方には裾合わせがよく見えます
また、おはしょりを先に縫っておいては
綺麗な着姿は望めないと判断しました

レッスンにいらっしゃる度に
お助け紐の長さや太さ、補正の位置の安定などに少しずつ手を加えて
そろそろ完成間近です

あと4回、着姿の完成度を高めて、
不安のない状態でTさんをお見送りしたいと思っています

嬉しい事に、Tさんからは
これを機会に、帰国後はお助け紐がなくても着られるように練習したいという言葉も頂き、
着物好きの仲間を増やしたいという私の願いも
またひとつ、叶えられそうです♪  (^-^)v


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ぶんじん

うむ、なかなか大変なものなのですねぇ。日本文化紹介のためにも頑張っていただかねば!
by ぶんじん (2012-04-01 19:57) 

yumi

ご訪問いただき、ありがとうございます。

>ぶんじんさん
普段の生活で着ていない着物を着るということは、使っていない外国語をにわか仕込みで話そうとするのに似ているかもしれません。(^^; 
by yumi (2012-04-03 10:32) 

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